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痛いとき冷やすのか温めるのか

前回、けがに対する初期処置としてアイシングについて触れさせていただきました。
院の方でも患者さんに接していると、よく痛いときは冷やした方がいいのか、温めた方がいいのかと聞かれることがあります。
判断が難しい場合もあるのですが、基本、急に痛くなったり、何か特別なことした原因が分かる場合、怪我などの際は、冷やすことをお勧めします。
痛い場所が熱をもっていたり、炎症を起こしていることが多いので、腫れを抑える為にもまず、冷却を行い、少しでも腫れが酷くなるのを抑える必要があると考えます。
けがや痛みのある場所は、毛細血管が拡張し血液が多く集まってきます。
それに伴って水分や痛みの原因となる物質が集まってきます。
それをいかに抑えるかで、その後の回復に大きな影響を与えます。
簡単に言えば修復期間が延びてしまいます。
炎症時期は2日から3日続くと言われています。
その間にしっかりと氷やアイスパック、湿布等を使って冷やし続けることが重要です。
その後、腫れが治まったら今度は温めることにより患部の血液の流れをよくして、出てしまった腫れを戻してあげる必要があります。
治療院等ではここに物理療法といって電気治療を併用し、腫れを抑えたり、腫れを引かせることを早めたりできるのです(^^)
なので、痛みが出た時、けがをした時は、様子をみるのも一つですが、なるべく早めに受診することをお勧めします。
また、どうしたらいいか分からない時は電話でのご相談でも結構です。
そして、温めた方がいい場合です。
慢性的な痛みや神経痛の場合は冷やすと逆に痛みが強くなることがあり、注意が必要です。
お風呂に入ると楽になる、ストレッチをすると楽になる、そんな症状の場合は筋肉の疲れや硬くなっていることが原因になっていることがあります。
なるべく体を冷やさないようにしたり、マッサージや電気治療もお勧めです。
また、神経痛ですが、坐骨神経痛や肋間神経痛など聞いたことがあるかもしれません。
神経痛は筋肉やその他の組織により何かの原因で神経や血管が圧迫され痛みが出ていることがあります。
ほとんどの場合は温めると症状が和らぐことが多いと思われます。
どちらにしても、しばらく時間が経つと治るものもありますが、ほっといても治らないもの、長期間に渡ることも多く、原因を特定することが大事になります。
姿勢や生活習慣が大きく影響していることもあります。
お悩みの方は一度医療機関を受診することをお勧めします(^^)
みやけ
